ブレッドボードでジャンパ線が外れる
ブレッドボードは気軽に配線を組むことができるのでとても便利ですが、引っかかってしまったり穴がゆるくなったりすると、ジャンパ線が抜けてしまうことも良くあると思います。
とはいえ、プロトタイピングの途中で、はんだ付けや基盤のプリントまではしたくない、といった状況では、端子台を用いることをおすすめします。
ねじでジャンパ線を固定する端子台
端子台は、ブレッドボードほど柔軟な配線はできませんが、ねじでジャンパ線を固定するので、ブレッドボードよりも固定力があり、ジャンパ線が外れづらいのが特徴です。
下図の赤線の部分のように、向かい合わせになっている端子同士が導通しています。
ジャンパ線を接続する際は、まず接続する端子のネジを緩めるとネジの下部に隙間ができるので、線を差し込みます。その後、ネジを締めると固定することができます。
ショートバーを用いた分岐
配線を分岐させたいときは、1つの端子に複数の線を繋ぐこともできますが、やや煩雑になってしまうので、ショートバーを用いると良いでしょう。ショートバーは複数のクリップが繋がったパーツのことです。
ショートバーの各クリップは端子台のサイズにぴったりフィットするようになっており、端子の隙間に差し込んでネジで固定することで、取り付けることができます。ショートバーを接続すると隣り同士が導通されるので、下図のように接続した場合、右から16個の端子が導通状態になります。
このように、端子台は、あまり複雑な配線を行うことには適していませんが、ネジでしっかりと固定されるので、ブレッドボードを使っていてジャンパ線が外れやすい場合に是非検討してみてください。
例えば、電源の分配部分だけ端子台を導入する、など一部に使用するのも良いと思います。