概要

DCモータを制御する際にモータコントローラを使用すると思いますが、複数のモータを制御する際は配線が複雑になってしまいがちです。

https://rb-station.com/blogs/article/l298p-motor-shield 

そこで上記記事ではL298Pという、Arduino対応のシールド型モータコントローラを紹介しました。L298Pは2チャンネルでしたが、さらにチャンネル数の多い、4チャンネルに対応可能なDCモータコントローラL293Dモータシールドについて紹介します。

https://rb-station.com/products/%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%88%B6%E5%BE%A1-4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB-l293d-arduino%E5%AF%BE%E5%BF%9C-dc%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89

接続の仕方

L293D接続方法

下の接続口にはモータ電源を接続します。(6V〜15V)

左右についているA/Bそれぞれの接続口に4つまでDCモータを接続することが可能です。

このように、Arduinoの上に差し込む形で上にL293Dモータシールドを接続します。給電はシールドに繋げたモータ用の電源から行われるのでArduino自身への給電は不要です。

 L293D

DCモータを4つ繋げても配線はとてもシンプルになります。

制御コード例

AFMotorというライブラリを使用しています。

上記URLからzipダウンロードをして、Arduino IDEでZIPファイルをインクルードしましょう。

 

#include <AFMotor.h>
AF_DCMotor motor1(1);
AF_DCMotor motor2(2);
AF_DCMotor motor3(3);
AF_DCMotor motor4(4);

void setup() {
  motor1.run(RELEASE);
  motor2.run(RELEASE);
  motor3.run(RELEASE);
  motor4.run(RELEASE);
}

void loop() {
  motor1.run(FORWARD);
  motor2.run(FORWARD);
  motor3.run(FORWARD);
  motor4.run(FORWARD);
  motor1.setSpeed(200);
  motor2.setSpeed(200);
  motor3.setSpeed(200);
  motor4.setSpeed(200);

  delay(2000);

  motor1.run(BACKWARD);
  motor2.run(BACKWARD);
  motor3.run(BACKWARD);
  motor4.run(BACKWARD);
  motor1.setSpeed(200);
  motor2.setSpeed(200);
  motor3.setSpeed(200);
  motor4.setSpeed(200);

  delay(2000);

}
モータコントロール

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